“雰囲気”を纏う=ファッション自然と身に付いた物腰や着こなしの“雰囲気”星野『N4』のファンで、この企画が立ち上がった当初から、ずっと栗田さんと対談をしたかったんですよ。 |
必要なのはタイミングを逃さない瞬発力
好きなことしか仕事にできない。好きだから情熱を傾けられる。
に、尊敬の念を抱きます。成功の秘訣を教えて下さい。 考えすぎて動けないより、動いた失敗を生かした方がいい。星野 最初はアメカジショップから始めたんですか? |
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ターゲットとなる年代やさまざまな趣味嗜好に合わせてフロアや扱うブランドを分けて展開をしていますが、万人には受け入れられるとは思っていません。ですから、特別広くアプローチするということはせず、ウチのセレクトが好きだと感じてくださるお客様にターゲットを絞っています。でもそれで良いと思っています。若いうちは興味がなかったり好みではなかったりしても、何かのきっかけや、年齢を重ねていくうちに、興味を持ってくれたらうれしいなと。価値観と感性って育まれていくものだと思うので、それが分かって共感できると感じてもらえたときが、差別化されたという証。そうやってファンは増えていくものだと思っています。 セレクトの定義は「オンリーワン」であること。星野 服をセレクトする際に、指針としているものはあるんですか? |
今描いている未来が
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うな気がします。そのとき出会ったものから得たインスピレーションを形にしていくというか、直感を信じて動いたらこの形になったという感じです。何らかのイメージは持っていたとは思いますけど・・・。 時代の変化で少しずつ変化しなが
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て、そこへ向かっているというイメージはやっぱりないですし、きっとそのときの直感でまた動くんでしょうけど、漠然と、何かしらアパレルの仕事は続けていくだろうなとは思っています。 |
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This Shop「今回撮影にご協力いただいたお店」BLOC京都市市役所、本能寺など時代の違う歴史的建造物や、修学旅行でお馴染みの新京極商店街が近隣にある烏丸地区。新しいものと古いものが融合する路地の一角にある、3階建てマットブラックのファッションビル。栗田さんがイメージした“セレクトショップのデパート”を実現したビルで、自社ブランド『N4』をはじめ、国内外のブランドからアイテムを集めたセレクトショップを、各階ごとに展開。1階から3階まで、それぞれが独立したショップとなっていて、年齢や嗜好の違うターゲットに絞ったブランドやラインナップは、ピンポイントでファンの心をつかんでいる。個性的でありながら古都にも馴染むアイテムたちを纏えば、京都のファッションリーダー的存在感を醸し出してくれる。 Data
京都市中京区福長町103 |