“雰囲気”を纏う=ファッション
自然と身に付いた物腰や着こなしの“雰囲気”
星野『N4』のファンで、この企画が立ち上がった当初から、ずっと栗田さんと対談をしたかったんですよ。 栗田ありがとうございます。三森(『N4 TOKYO』の店長)に星野さんのことを聞き、実際にお会いしたときこの企画の趣旨を伺って、対談の日を楽しみにしていました。 星野栗田さんと対談するなら紅葉が見頃の京都だと決めていたので、念願叶ってうれしいです。こういう歴史ある場所が身近にあるって、素敵ですよね。今日は全身『N4』を着てきたのですが、このスタイリッシュさと京都の雰囲気がすごく合うなと驚いています。 栗田『N4』のコンセプトは「PECULIAR CULTURE」。織物や染めなど、京都らしいテイストなど、日本特有の美的センスを取り入れたデザインなので、そう感じてもらえて、うれしいです。 星野栗田さんの自身も、スタイリッシュで独特の雰囲気を持っていながら、声のトーンや話し方、物腰の柔らかさなど、京都に通じる部分がある気がします。 栗田そうですか?物腰や話し方などは、10代の頃からこの業界にいたので自然に身に付いた接客業の基本があるからだと思います。 星野それでも、栗田さんの持つ雰囲気はそういったセオリーだけじゃ形成されないものですよね。栗田さんの纏う雰囲気がそのまま『N4』を体現しているというイメージ。 栗田そういったイメージは大切にしています。ファッションは、服を纏うのではなく、“雰囲気”を纏うことだと思うので。 星野おお! その言葉、ビビッと来ました。僕は常々、服は自分を表現する重要なアイテムだと思っているんです。それを言葉にすると“雰囲気”を纏うってことなんですよね。これから使わせていただきます(笑)。
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