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The Partner Of a Session日内地 譲 Yuzuru Hinaiji APARTMENT STORE 1977年 浜松市生まれ |
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こだわりの定義感性を尊敬し合っているからチャレンジできた。星野この度は、新事務所をカッコ良くリノベーションしていただき、ありがとうございました。テクイジデザインが新たに掲げるスローガン「Must be Cool 〜もっと感性を自由に。そして、思考と感性の融合したデザインを。〜」が実現できる、クリエイティブな空間になりました。 自分の世界観に染めようとする必要はない。日内地あの質問にはそんな思惑があったんですね(笑) |
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良かった(笑)。でも、そうですね、自分の世界観に“染めよう”と持って行く人もいますが、軸の世界観が合っていれば大きくズレませんから、染めようとする必要も、相手に寄せて行く必要もないと、僕は思っています。そういう意味でも、星野さんとの仕事は楽しかったです。星野さんはいろいろなことにすごくこだわりを持っているのに、それを押し付けてこない懐の深さを感じて、信頼されて任されていると感じられたのも、楽しく仕事ができた大きな理由だったと思います。 “こだわり”はあるけれど、実際はどうでもいい。星野 日内地さんは、僕のことを「とても“こだわり”」があると言いますけど、僕と日内地さんの“こだわり”の定義というか感覚は、たぶん近いと思います。 |
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“お店のアパート”をつくりたい「25歳なら失敗しても何とかなる」と思えた。星野 日内地さんも、自分のやりたいことを実現するために「アパートメントストア」を始めたんじゃないですか? 「一生の仕事になる」と思えたから今がある。星野 日内地さんが立ち上げたショップ「アパートメントストア」の名前の由来になっていると、以前聞いた覚えがあります。 |
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星野 複合的という考え方は、今こそ僕も持っていますが、独立した10年前には考えつきませんでしたね。依頼された仕事に追われる時期を乗り越えて、仕事の幅が広がったときに思ったんです。すべてのデザインの基礎がグラフィックデザインであると。イメージすれば絵が描ける。そこから無限大に広がって行く可能性を見た、と言えばかっこいいんですが(笑)、でも、やりたいことが見えてきたんですよね。それが、複合的という考え方。 日内地 そうなんですか?意外です。 |
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惹かれて行くようになって、気づいたら店の空気感が僕にストレスがないようなものになっていたんですよね。先ほど、自分の感性に染めようとは思わないと言いましたけど、お店に来てもらえるようにではなく、いつの間にか「この空気感を好きな人、分かってくれる人に来てほしい」というような感覚になっていたのかもしれません。今の僕は“常に素であること”を前提に、物や方向性をチョイスしています。 |
素の自分であることがすべてのベース。星野 「アパートメントストア」さんは、最初、雑貨屋さんからのスタートでしたよね。それが3階建ての自社ビルを持ち、カフェやリノベーションまで手がけるようになったのには、どんないきさつがあったんですか。 |
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ア」スタイルの昭和レトロをカフェで表現したんです。こういう空間だからインテリアがおしゃれに見えるんです、と。 下請けからの脱却が成功のカギ。星野 最初はカフェ。自社ビルを購入して自分の手でリノベーション、そしてカフェのオープンをきっかけにリノベーションも手がけ。着々と夢を膨らませている訳ですけど、成功のカギは何だと思いますか? |
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柔能く剛を制す星野 やはり日内地さんの感性や考え方は共感できますね。 |
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This Shop「今回撮影にご協力いただいたお店」APARTMENT STOREレトロ家具&カフェ&リノベーションワークを融合して展開するショップ。 Data
静岡県浜松市南区頭陀寺領350.7 T 053.465.3708 |